2015年10月24日土曜日

子ども探偵団をお手伝い

 Abさんから秋の虫さがしを行うというので、お手伝いにいってきました。気持ちのいい天気の中、子どもは4名、親たちは4名に、筑波大のインターンのFさんを含めて11名。ちょうどいい人数。
 ふれあい農園まで脇目も振らずに、バラバラにもならず到着。案山子がお出迎えです。

アカネの類3種の見分け方
 ナツアカネの雄は顔まで真っ赤、アキアカネはお腹だけ赤く、ノシメトンボは翅の先が茶色になっています。まずアカネを捕まえて見ましょう。
 といったのですが、水生昆虫を見たいというので、急遽、バットな中のヤゴを捕まえてみます。
 すると、すぐに、ヤゴの類やコシマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、ゲンゴロウの幼虫、マツモムシ、エサとなるアカムシ、モノアラガイの類などが見つかり、すっかり夢中。
 ヤゴの類は、頭の三角なアカネ類、頭が真っ直ぐなシオカラトンボ類、大きなヤンマ類、小さなイトトンボ類が見つかりました。トレイで見ていると、エサのアカムシを食べているヤゴもいました。
photo by Abさん
 よーく観察してから、親のトンボを探しますが、アキアカネは多くいたのですが、ナツアカネは少ないので捕まえるのに苦労。ノシメトンボはどこに行ったやら。

次は、バッタの仲間の見分け方
 バッタ類は、触角が短く太い。コオロギ類とキリギリス類は触角が長く細く、コオロギ類は体が横長。キリギリス類は縦長。
 オンブバッタ、ショウリョウバッタ、コバネイナゴ、エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、ツユムシの類、コバネササキリなどを見つけました。
コバネササキリ♀(ちょっとレアかも)
 カマキリも色々みつけました。この付近で見られるカマキリのうち、オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカミキリが見つかりました。結構、平気で捕まえていました。薄い後翅をよく見て、オオカマキリとチョウセンカマキリを見分けるのですが、前脚の間の色も違いましたね。ハラビロカマキリは、前翅に白い紋があるのでした。帰り道で、コカマキリをみつけて、これで、宍塚で見られる4種のカマキリをすべて見ることができました。

 さて、ふれあい農園付近を切り上げて、大池へ。鳥を見たり、イナゴの競争をしたり、小川でザリガニを見たり、ドングリ投げ競争などなど。
photo by Abさん
 里山の自然を楽しんで、ついでに、虫に触れないおかあさんにも、慣れてもらって、今日の探偵団は終わり。


by yamasanae