2004年6月26日土曜日

’04.6.26 子ども探偵団 

6月26日の子ども探偵団  
名前: 参加者Iさんより [2004/07/08,13:48:04] No.19
  • 電話台の上にはってあった紙に里山子供探偵団の文字を見てすぐに岩波ジュニア文庫「里山を歩こう」の中の景色を思い出しました。早速, 息子に呼びかけて「行こう, 行こう」ということになり, バスに乗りました。「宍塚宿」という由緒ありそうな名前の交差点の脇の時代亭というレストランの後ろの駐車場前が集合場所です。 しばらく待っているとやがてAさん,Kさん, Nおばあちゃん … と集まってきて, 子供は, と見ると今日はわが子一人。今日は午後から田んぼの草取りがあるからそっちの方にいくのかもしれないね, ということで出発したのですが, おかげで息子は一人でいろんなことを教えてもらって大変な得をしました。田んぼの脇の道に入ると, いきなり目にとまったのが生まれたばかりのトンボ。 触ってみるとまだ柔らかいのです.。見渡せばたくさんの稲にやごがくっついてトンボが生まれかけています。そこらぢゅうにこれも生まれたばかりの1cmくらいのアマガエルの子供がはねています。 この「えご」の実が面白いのよ, とAさんが差し出すルーペの中には, 小さなしらみ風の虫がうごめいています。 しばらく歩いて振り返ると, それは絵にかいたような里の風景。 山あいに田んぼが拡がり, 家を囲む木立が風にゆれています。 
  •  朽ちかけた木のそばで摩訶不思議なもの, 粘菌を発見しました。ゆっくり拡がってゆっくり脈動し, やがて胞子を出すという動物でもない, 植物でもない生き物です。 もぐらの穴やらアリ地獄やらを見つけて, やっと宍塚大池。 池の中から掬いあげたのは, 正体不明の群体。外国から入ってきた生き物らしいのですが, ふさふさの毛を持った小さな虫がゼリー状のものを出して固まって生きている, と思えばいいらしいのです。
  • 見えている景色はありふれた子供の頃からよく知っているはずのものばかりなのですが, 実は我々が知っているのはほんの表面だけ。よく見ずにきたものが山のようにあります。 何事も先達はあらまほしきかな。 
  • 雑木林の中の道で野いちごらしきものを見つけました。これがヒメコウゾ。 食べてみると少し甘くてかすかにとげがあります。 やがてうさぎの原っぱに。 はなばちの穴も子供にはよく見えます。背丈より大きい草の間をかき分けて進むのも子供にとっては大冒険にちがいありません。 Nさんが古タイヤをひっくり返したら, 白い幼虫がころころと出てきました。 1周するのに大体3時間です。 あっというまに過ぎました。 6回参加すると里山博士になれるみたい。子供は張り切っています。